天体火星

火 星
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火 星

<天体3DCG画像>



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  火星には、隕石の衝突によってできた多数のクレーターがあります。また、太陽系で最も高い火山や最も深い谷があります。火星には、じゃがいもの様な形をした2つの衛星のフォボスディモスがあります。これらの衛星は、火星の引力によりとらえられた小惑星だと考えられています。

 火星の気温は、大変低く下がります。最も温かい日でも、ものすごく寒いのです。地球と同じように極があります。そして極に氷の帽子と呼ばれる氷冠があります。

 アメリカが打ち上げた探査機(バイキング1号と2号)が火星に着陸しました。探査では火星の土と大気が調べられ、その結果、土は鉄分の多い粘土を含んでいることがわかりました。望遠鏡で見ると、火星が赤く見えるのはこの鉄分のためです。今は見つからないのですが、大昔には、火星の表面を水が流れていたと考えられています。(下記右写真)


 地球上で発見された隕石の中には、 火星から飛んできたものもあります。 1984年12月に南極で発見された”ALH84001”と呼ばれる火星の隕石には、太古の火星に存在していたかもしれない微小バクテリアの化石と思われる痕跡が発見されました、しかしながら真偽については未だ結論が出ていません。

 火星の軌道は楕円形でありす。太陽と火星の間の距離は時期様々に変わるので、温度も冬の-125℃から夏の22℃までの差があります。火星の大気は95%が二酸化炭素ですので、火星の重力や磁場は弱いので、そのうすくて弱い大気は太陽風に吹き飛ばされてしまいます。両方の極には氷の極冠があり、春と夏には縮小さえれます。

右の写真は火星探査機バイキング2号

 もう少し詳しく述べますと、火星探査機バイキング1号と2号が収集したデータにより、火星の表面は、 酸化鉄を帯びた粘土を多量に含む様々な土と岩で覆われていることがわかりました。火星の表面が赤く見えるのは、 この酸化鉄のためです

 火星は二つの半球に分別されます。その南半球は高地帯で巨大クレーターの多い火星最古の地殻で形成された地域でありす。また北半球は南半球より2~3キロメートル低くてクレーターの少ない比較的新しい地域です。 また磁場が極端に弱い為、 鉄の中心核はもはや液状ではなく循環もしていないと考えられているのでます。

 火星の表面は隕石の衝突だけでなく火山活動と地殻変動の影響を受けているのます。事際、火星には太陽系最大の火山がいくつかあります。 最高峰のオリンポス山は、 幅600km・高さ26kmもあります。地殻変動の証拠としては、深さ8km・長さ4500kmのマリナー渓谷に見ることができます。

 火星には、
フォボスデイモスという2つの小さな天然衛星があります。2つとも形は非常に不規則です。 これらの衛星は、 火星の弱い重力場によりとらえられた小惑星だと考えられています。

 
フォボス:直径25×22×18km・質量1.08×1016kg ・火星からの距離 9380km
 
デイモス:直径16×12×10km・質量 1.8×1015kg ・火星からの距離23500km


 

探査機バイキングが撮影した
火星の表面

太陽系で最も高い
オリンポス山

水に浸食された
火星の地表

 火星の様々な地形は流水により形成されたようです。水は、霜や極冠の氷、そして地殻変動によって噴出した地下水として存在していたのかもしれません。

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